前回作文に拍手ありがとうございます(^-^)
コメントも頂きました!ありがとうございます!
今年からは、長い物の時は、連載終わってからゆっくりお返事したいと思いますので、しばらくお待ち下さい。
連載2話です。
続きからどうぞ。

フランソワーズは考えていた。
あの雑誌が海を渡っていた。
あの人の目に止まってしまった。
…もう私には過去の話なのに…。
「…ワーズ!!」
「フランソワーズ!!」
「えっ?」
フランソワーズはビクッとした。
「どうしたの?水出しっぱなしだよ」
「あ…」
お皿も洗ってもいないのに、水を出していた。
「何かあったの?」
心ここにあらずがジョーにバレたらしい。
「ごめんなさい…何もないわ」
「そう?」
「キミの事を忘れた日はなかった…逢いたかった…」
…そんな事言われても…
私はあの日から先に進んでいたのに…
あの人は止まったままだったのね…。
ジョーの部屋でベッドに座り、窓の外を眺める。
月は日々変化する。
今日は上弦の月。
ジョーが部屋に入ってきた。
お風呂から上がったばかりで、バスタオルで頭を拭いている。
ベッドに上がると、フランソワーズを後ろから抱き締める。
「髪…まだ濡れているじゃない」
「乾くまで待てない」
「困った人ね」
ジョーが優しくキスをする。
「キミの事を忘れた日はなかった…」
今日言われた言葉が頭から離れない。
私には遠い遠い…まだ「人」だった頃の恋なのに…。
今日、先生に褒められたの。
次の主役に選ばれたの。
相手は…もちろん、先生よ。
先生に呼び出されたわ。
誰もいないレッスン室で。
演技指導だと思って行ったのよ。
「僕は…君が好きだ」と言われたわ。
嬉しかった。
そしてレッスン室でキスをしたわ。
愛されているんだ…幸せだった。
…あの日、誘拐される前までは…。
「どうしたの?」
ジョーが心配そうに眺めていた。
今、何を考えていたの?
忘れたい…忘れてしまいたい。
何故私の目の前に現れたの?
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