忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

不協和音 2

前回作文に拍手ありがとうございます(^-^)

コメントも頂きました!ありがとうございます!

今年からは、長い物の時は、連載終わってからゆっくりお返事したいと思いますので、しばらくお待ち下さい。


連載2話です。
続きからどうぞ。

拍手





フランソワーズは考えていた。

あの雑誌が海を渡っていた。
あの人の目に止まってしまった。
…もう私には過去の話なのに…。

「…ワーズ!!」
「フランソワーズ!!」

「えっ?」

フランソワーズはビクッとした。

「どうしたの?水出しっぱなしだよ」

「あ…」

お皿も洗ってもいないのに、水を出していた。

「何かあったの?」

心ここにあらずがジョーにバレたらしい。

「ごめんなさい…何もないわ」

「そう?」





「キミの事を忘れた日はなかった…逢いたかった…」

…そんな事言われても…
私はあの日から先に進んでいたのに…
あの人は止まったままだったのね…。



ジョーの部屋でベッドに座り、窓の外を眺める。

月は日々変化する。
今日は上弦の月。

ジョーが部屋に入ってきた。
お風呂から上がったばかりで、バスタオルで頭を拭いている。

ベッドに上がると、フランソワーズを後ろから抱き締める。

「髪…まだ濡れているじゃない」

「乾くまで待てない」

「困った人ね」

ジョーが優しくキスをする。



「キミの事を忘れた日はなかった…」
今日言われた言葉が頭から離れない。


私には遠い遠い…まだ「人」だった頃の恋なのに…。




今日、先生に褒められたの。
次の主役に選ばれたの。
相手は…もちろん、先生よ。

先生に呼び出されたわ。
誰もいないレッスン室で。
演技指導だと思って行ったのよ。
「僕は…君が好きだ」と言われたわ。
嬉しかった。
そしてレッスン室でキスをしたわ。
愛されているんだ…幸せだった。

…あの日、誘拐される前までは…。



「どうしたの?」

ジョーが心配そうに眺めていた。


今、何を考えていたの?


忘れたい…忘れてしまいたい。
何故私の目の前に現れたの?

PR

コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

トラックバック

ようこそ!

namiの妄想作文置き場です。

サイドメニュー

パスワードは0009です。

お話はこちらで