数日後、フランソワーズは冴子に呼び出された。
「滝沢さんにはご迷惑おかけしました」
「仕方ないわよ、爆弾が仕掛けられていたんだから…そうそう、あの後滝沢さんに警察から連絡があったの、爆弾は爆発しないよう作られていたようよ」
「誰が何の為に?」
「この企画をよく思っていない人が島村くん以外にいたとしたら…」
フランソワーズはふとジョーの言葉を思い出した。
「イワンが教会に爆弾が仕掛けられていると…」
「ま、まさかね」
「え?何か心当たりでも?」
「いえ…何も」
「島村くんはどうしたの?」
「昨日アメリカに行きました。まだ仕事が残っているとか」
本当はイワンのテレポートで帰国していたから、きちんと飛行機で帰らないと出国手続きをとならかった事になる為、再びジェットと飛ばされた。
「島村くんに怒られちゃった」
冴子が舌を出す。
「お客様の頼みをいちいち聞いていたらキリがないでしょう?なんて」
「すみません…」
「あなたが謝る事じゃないわよ!あ、そうだ!滝沢さんが今回の事情を知ってお詫びに島村くんと2人で写真だけでもって言っていたわ」
「せっかくのご好意ですが、今回は…
まだ機嫌も直っていないですし…」
「あら、結構根にもつのね」
「黙っていたのが一番許せなかったようです」
「連絡すれば良かったわね」
フランソワーズはあの時ジョーが小声で言った言葉を思い出した。
“連絡したら会いたくなるから“
フランソワーズは思い出しくすっと笑う。
「そうですよね、最初から連絡すれば良かったんですよ」
2人は顔を見合せ笑った。
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