前回作文、過去作文、過去記事に拍手沢山ありがとうございます!
連載3話です。
続きからどうぞ。

3
フランソワーズはランをゲストルームへ連れて行く。
「大体の物は揃っているから、必要な物があったら言って。隣の部屋にいるから…」
「あの…」
「何?」
「ありがとうございました。あなたに見つけてもらえなかったら、今頃私…」
「早く記憶が戻るといいわね」
「…はい」
「もう休むといいわ、おやすみなさい」
「…おやすみなさい」
いい子じゃないの…。
ジェットは女の子みんなを一括りにするんだわ。
リビングに戻ると、テラスにジョーがいた。
「まだ寝ないの?」
「ありがとう、ランは?」
「ゲストルームに入れたわ、私が隣の部屋で休むから、何かあったら…」
「悪いね」
「助けた命ですもの、最後まで責任持たなきゃ」
「そうだね」
「助けてくれてありがとう…って言われたわ」
「そう…早く記憶が戻るといいね」
「ええ…」
2人並んで星を見ていた。
静かな…穏やかな時間だった。
その時
「キャー‼︎」
ゲストルームから叫び声がした。
2人が駆けつけると、震えるランの姿があった。
「何かあったの?」
フランソワーズがランに触れようとしたその時、ランはフランソワーズの手を振り払う。
「え?」何が起こったのかわからなかった。
ランは一目散にフランソワーズの後ろにいたジョーに抱きついた。
「怖い…」
ジョーも動揺し、フランソワーズに助けを求めるように目配せする。
フランソワーズはその目を反らす。
「ジョー、あなたが着いていてあげればいいじゃない?」
冷たく言い放つとその場を去った。
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