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空っぽな心と取り残された心 16

お盆休みはいかがお過ごしでしょうか?


まだまだ続く無駄に長いタイトルと作文いきます^_^;

続きからどうぞ。

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シャワーを浴び、Tシャツとジャージに着替える。

タオルを頭にかけたまま、冷蔵庫からミネラルウォーターを出しそのまま飲み干す。

レストランでの彼女の表情を思い出す。

着飾った女達の中にいたあの男。

昼に見た男だった。

彼女の急変ぶりはあの男に関係があるのか?

昔の…
自分の知らない彼女の過去。

胸の中がモヤっとした。

雨の中興奮する彼女を落ち着かせようととっさに抱きしめた。
抱きしめた彼女の身体は細かった。
守らなければ壊れてしまうのではないかと思った。


コンコンとノックの音がする。

オートロックを解除する。

シャワーを浴び着替えたフランソワーズがそこにいた。
きっちりと髪を乾かし、服も部屋着ではない。
ジョーはフランソワーズのそんな所に距離を感じていた。

「どうぞ」

フランソワーズは部屋に入るとジョーの前に立つ

「ごめんなさい、色々あって混乱してしまって…もう大丈夫だから」

「座って、ちょっと話をしようか」

ジョーがフランソワーズをソファーに座るよう促す。
フランソワーズは素直に座る。

「友達と何かあったの?」
ジョーの問いにしばらくうつむいていたフランソワーズだったが、急に顔を上げる。

「わかっていた事なのに…もうここに私の居場所はない事位」

「キミが『ここ』を離れてからの事?」

「何もかも約束されていたのに…自分しか出来ない事だと思っていたのに…それは私の自惚れだったの」

フランソワーズは再びうつむき拳をぎゅっと握りしめる。

「私のいた『場所』には全部違う人が入っていたわ。」

握りしめた拳が震えていた。

「私はもうここに用は…ないの」
うつむいた顔から涙が落ちる。

ジョーはフランソワーズの座るソファーの前に跪いた。
フランソワーズを見上げる形になったジョーは、手を伸ばしソファーに座るフランソワーズを抱きしめる。

「泣きたい時は思いっきり泣くといいよ」

ジョーの言葉をきっかけに、フランソワーズは大声で泣いた。

ここで重ねてきた努力
ここで重ねてきた全ての事が
全てなくなっていた。

わかってはいた事だが、現実を見せられたフランソワーズには今が辛い時なのかもしれない。
まだ誰かが自分を必要としてくれていると思っていたのだろう。

ジョーは黙ってフランソワーズが泣き止むまで付き合った。
泣き疲れて眠ってしまったフランソワーズをベッドに寝せると、自分はソファーに横になった。




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