前回作文と過去作文に拍手ありがとうございます(^-^)/
自分に都合〜(略すな)
第3話です。
続きからどうぞ。

「しかし驚いた、あなたのような有名人がフランソワーズの知り合いとは」
アズナブール先生はソファーに腰を下ろすと穏やかな表情で話し始める。
「サインお願いしてもいいですか?レッスン生達も騒いでいましたよ」
「いや…フランソワーズか何と言うか…」
アズナブール先生は声を上げて笑う。
「あなたもフランソワーズには頭が上がらないんだな」
…も?
「あの…先生は…」
「何ですか?」
「…いや、何でもないです」
「あなたの存在は随分前から分かっていましたよ、あなたがフランソワーズの前に現れると、フランソワーズは休団届けを出してどこかに消えてしまう」
先生はチラッとボクを見た。
「だからなかなかフランソワーズは大舞台に立てない」
「…すみません」
「いや、別にあなたを責めているわけでもないし、それを決めているのはフランソワーズ自身なのだから」
「理由は聞かないでもらえますか?
彼女がまたあなたの前に現れたら、何も聞かずに受け入れて下さいますか?」
「それは当たり前だ。彼女には才能がある。それを最大限引き出すのは私の仕事だ」
彼女の才能を最大限引き出す…
自分は…それを阻んでばかりいる。
迎えに来てしまった事を後悔した。
彼女も自分と同じ気持ちでいると思っていたが、それは勘違いなのだと思い始めた。
先生のスタジオを後にして、歩いている時に、彼女から連絡が入った。
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