前回に拍手沢山ありがとうございます!
新ゼロ観たくともなかなか観れず絶賛悶絶中です^_^;
そんなこんなな6話
続きからどうぞ

6
煌びやかなシャンデリアが並ぶ室内
テレビで見かけるような顔が並ぶ。
映画俳優やスポーツ選手、各国の要人が一堂に会したような感じだ。
キャサリン王女も真っ白なイブニングドレスを着て、要人達と歓談をしている。
女優に負けない程、身体のラインが強調されたドレス。
その斜め後ろにジョーがいた。
ピュンマは来賓として、あちこちで名前を売りながらも、フランソワーズとの通信や、キャサリンの身の回りを注意していた。
フランソワーズは隣の部屋にいた。
部屋というより備品庫だ。
煌びやかな部屋とは対照的な殺風景な狭い部屋に1人、宮殿内をくまなく監視していた。
パーティーが始まる前、この部屋に王女が入ってきた。
「今日はよろしくお願いします」
その後彼女は笑顔でこう言い、部屋を去った。
「サイボーグさん」
言葉にならなかった。
その言葉が深く心に突き刺さった。
「しかし、スゲーよな」
「何がだ?」
宮殿の一番上、屋根の上に背中合わせでアルベルトとグレートはいた。
アルベルトは表側、グレートは裏をくまなく監視していた。
宮殿に入ろうと企む輩を阻止する為に。
「高級ホテルに、ご馳走。ドルフィンの格納庫、見たかよ?」
「ああ、驚いたな」
「これだけのVIP待遇だ、そのうち俺達、公国の国防部隊になってるんじゃないのか?」
グレートがシニカルに笑う。
「確か…この国は軍隊を持たなかったよな。小さな武装部隊があったかと…フランス陸軍で訓練済みの。」
アルベルトが記憶を手繰る。
「宮殿の警護も武装部隊に任せとけばいいのによ、これが全部ジョーの為、なのか?」
グレートの言葉に、アルベルトが口角を上げる。
「王女の独断でここまで出来るとは驚きだ。国家予算を使って…な。」
「しかし、なんでみんなジョーなんだかね?」
グレートが呆れたように手を挙げると、アルベルトはさぁ、と言わんばかりに手を出す。
「あいつはフランソワーズがいなきゃたちまちグレるぜ」
グレートがにかっと笑う。
「確かに…そうだ」アルベルトもニヤリと笑う。
〝004、007、そっちはどう?〟
「不機嫌なお姫様からの通信だ」
グレートがボソッと言う。
〝何か言った?〟
「おお、コワ」
グレートの様子を見て、アルベルトが笑う。
フランソワーズは深呼吸をする。
まだキャサリンの一言が耳から離れない。
そうよ、私は普通の女ではないわ。
目を閉じて、通信を再開する。
〝009、そちらはどう?〝
〝異常なし〝
脳内に愛する人の声が響く。
愛を囁いてくれる声と同じだが、今は違う。
あえてナンバーで呼んだのも、今はミッション中だと自分に言い聞かせる為だった。
そう、私は普通の女ではない。
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