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escape 1

前回作文に拍手ありがとうございます。
来年はもう少し七夕に近づける様努力します>_<



今回はちょっと長め。

フランソワーズ、どうした?

続きからどうぞ。

拍手



1



まだ、夜も明けていない時間に家を出た。
彼に気づかれないように…。

逃げるように早足で歩く。
行先は決めていない、ただここから逃げたかった。


気づいたら駅前にいた。
ホームに入ると辺りが明るくなってきた。
まだ街が動き出す前。


ほとんど人のいないホーム。
空気が澄んでいた。
深呼吸をする。


やってしまった。と思う自分と、今ならまだ戻れると思う自分。

始発電車がホームに滑り込んできた。
ドアが開く。
電車に足を踏み入れた。


ゴメンナサイ


行ける所まで行こうと思っていた。
辿り着いたのは見知らぬ無人駅。

屋根すらないホーム。

ぽつぽつと雨が当たって来た。
乗換えの電車はまだ来そうにない。

とりあえず駅から出て雨宿りをしようと思ったら、急に雨が当たらなくなった。
「?」
ビニールの傘が頭上にあった。

おねえさん、どうしたの?」
高校生らしい。
「あ、ありがとう、でもいいのよ。雨宿りするから」
「この傘使い捨てだし、学校の忘れ物持ってきただけだから、持って行っていいよ」
「あなたは?」
「学校までそんなに歩かないし、いいよ、持って行って」
高校生はそう言うと、走って行ってしまった。


彼と・・・面影が似ていた。



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