忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ブレイン 12

前回作文に沢山の拍手ありがとうございます!


まだまだ続きます。
続きからどうぞ。


拍手



12


タナベの苦心の策で、ジョーの脳に刺激を与えることになった。

それがどうなるかは解らないが、何かをやらなければ赤毛に殺られる。


フランソワーズはテラスで空を眺めていた。
流れる雲をただ眺めていた。

昨夜のジョーの行動が理解できなかった。
何故キスをしたのか…。

彼の中で何かが起こっているのは確かだけれど…。


処置が終わったと連絡が入ったので、フランソワーズはメディカルルームに入る。

眠っているジョーに近づく。
記憶を無くす前と何ら変わらない寝顔。


目を覚ませば、名前を呼んでくれる…。

ジョーが目を覚ました。

「…キミが側にいてくれたのか…。」

「気分はどう?」
いつもジョーが目覚めるとこの言葉をかけてしまう。

「…。」

いつもなら何らかの返事をくれるのだが、言葉が出ない。


フランソワーズは深呼吸をする。

「ごめんなさい…時々記憶が戻ったんじゃないかと勘違いしちゃって…」

「僕って…どんな人間なの?」

自分が何者なのか…それすら解らない。
辛いだろう。

フランソワーズは暫く考えると

「正義感が強くって、自分より他人を優先して、心が優しくて、そして…」

言葉を切ったフランソワーズを、ジョーはじっと見る。

「泣き虫よ」

「正義感が強い泣き虫か…」
ふっと笑う。

フランソワーズも一緒に笑う。
あの写真のように…。

ジョーの胸がドキッとした。

PR

コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

トラックバック

ようこそ!

namiの妄想作文置き場です。

サイドメニュー

パスワードは0009です。

お話はこちらで