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ブレイン 10

前回作文に拍手ありがとうございます!

連載10話です。
ちょっと短いです。
続きからどうぞ。

拍手




10

ジョーは自分の携帯に入っていた写真を眺めていた。

青い空と青い海をバックに、白いワンピースを着た女性が振り返っている。
髪とワンピースが風になびいている。

とても綺麗な写真だった。
とても幸せそうな笑顔だった。
撮影したのは自分だろう。


またノックの音がした。

今、見ていた写真の人だ。
写真の笑顔は何処にもなかった。



「ご飯、持ってきたわ…」
今、リビングでご飯を食べるわけにはいかないだろう。
ジェットの暴れっぷりを見たら、ジョーの顔を見るなり何をするかからない。
皆が制した本当の理由は、ジョーがサイボーグという自覚が無い事だった。
力加減を誤れば相手を殺してしまいかねないからだった。

ジョーはフランソワーズをじっと見る。
先程とは少し違う目だった。
記憶の糸口を探るような…。
フランソワーズは自分に関係している…それに気づいたようだ。


食事をテーブルの上に上げているフランソワーズにジョーは問う。

「キミと僕はどういう関係なの?」

フランソワーズはジョーのいる方向に顔を向けた。

抱き締めたいのに、触れたいのに…。
いつもは近かった距離が遠い…。


「あなたは私の大切な人よ」
笑顔で言えていただろうか…。

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