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ブレイン 7

前回作文に拍手ありがとうございます。

連載7話です。
続きからどうぞ。

拍手




7

フランソワーズはメディカルルームをノックする。

中から女性の声がした。

中に入ると黒髪の女性がベッドに横になっていた。

フランソワーズの顔を見て、女性はうつむく。

「…ごめんなさい…でも、こうするしかなかったの…」

フランソワーズはベッドサイドに近づくと、丸椅子に座る。

「事情を説明してくれないかしら…」


彼女の名前はアユミ、ジョーの昔の知り合いだという。
恋人が脳科学を専攻している科学者で、ガモ弟子に捕らえられた。
その時一緒にいたアユミも捕まり、体内に爆弾を入れられた。
脳の記憶でジョーの姿を捉えたガモ弟子達は、ジョー捕獲を命じた。

日本の生体工学を専門にしている研究所を当たるように言われ、探していたらジョーに出会えた。

助けてほしいと懇願した。
体内の爆弾の事も、捕らえられた研究員達の事も話をした。

翌日ジョーとモスクワに渡った。
「ガモ博士」という名に、ジョーの態度が変わったのだと言う。

ジョーも脳の情報を見られそうになり、直後倒れたという。
その後彼は記憶喪失になった…と。

「そう…」

「ジョーは今どうしているんですか?」
アユミが心配なのか聞いてきた。

「眠ってるわ」

「あなた…バレエをしているのですか?」

「…え?」

「記憶喪失になってからのジョーが唯一反応したのが、モスクワで見たバレエ学校のレッスン場だった
の…何か深い記憶があるのかと…」


この人の前では泣きたくなかった。
でも止めることが出来なかった。

もう出る涙もないと思っていたのに、涙が溢れてきた。


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