前回作文と過去作文に沢山の拍手ありがとうございます!
連載9話です。
続きからどうぞ。

「ジョー」
フランソワーズはジョーを見つけた。
ジョーは振り返りフランソワーズを見ると表情を変えずにこう言った。
「何で来たの?」
「え?」
フランソワーズはジョーの態度に次の言葉が出て来なかった。
「ここには自分の意志で来た、邪魔しないでくれるかな?」
「邪魔?」
「そう、邪魔」
フランソワーズは拳をぎゅっと握る。
「あなたはマユミさんに利用されたのよ?それなのにまだ彼女を助けるの?」
「過去の事に口出しはしないで欲しい」
「私より…私よりマユミさんを選ぶのね!」
「フランソワーズ…どうした?」
急にピュンマの声がして、フランソワーズははっと我に返る。
「‼︎…私…」
「眠っていたみたいだね、疲れているんじゃない?」
ピュンマが優しく問いかける。
「私、何か言ってた?」
「いいや、ちょっとうなされていたみたいだよ」
「ごめんなさい…こんな時に眠るなんて」
フランソワーズは今見た夢を思い出していた。
マユミに会っても一言も言わなかったジョー。
過去の事に口出しはしないで欲しい…。
それが彼の本心なのだとしたら…。
「発信機の信号が途絶えた辺りなんだけど…フランソワーズ、大丈夫か?」
ピュンマの気遣いに慌てて作業に戻る。
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