前回に拍手ありがとうございます!
久しぶりに喜びを顔文字で表現します。
♪( ´∀`)人(´∀` )♪♪( ´∀`)人(´∀` )♪
…いや、決して酔ってはいないです^_^;
では
連載6話です。
続きからどうぞ。

6
その夜。
今日はジェット考案の「日本のサブカルチャーツアー」に行ったジャン。
えらく気に入ったようだ。
まだ戻らないジョー以外のメンバーが今日はドイツのビールとソーセージで盛り上がっていた。
あとは…いつもの中華だが…。
「兄貴ノリがよくて楽しかったぜ!!」
「いやいや、今は日本の文化がフランスで人気なんだよ。あれ、よかったよな?」
「「おかえりなさいませ♪ご主人様」」
「やっぱりそれか!!」ピュンマが頭を抱える。
「フランソワーズもあの格好をすればいい、可愛いぞ」
なんて事をジェットが言うものだから、フランソワーズから鉄拳が飛ぶ。
「イッテー!!何だよ!!ジョーがいないからって本性出すなよ!!」
「何言ってるのよ!!」怒り出すフランソワーズにみな大爆笑。
ジャンも大爆笑していた。
明日はアルベルトがおもてなしをすることになっていた。
「明日はもっと楽しいところに連れていきますよ」
連日飲み倒れても仕方ないので、今日は早目の解散となった。
後片付けを終えたフランソワーズをジャンが呼び出す。
いつものテラスに。
「ジェットはいつもああなのよ」
今日同行したジェットの話になる。
「彼はフリーのパイロットなんだってね」
ジェットの今の商売はフリーのパイロット。
時間に縛られない仕事を探していたら、そこにたどり着いたらしい。
さすがに身一つで飛ぶ訳にはいかないが…。
「ジョーと同じ年なんだって?意外だよな」
「そうね…性格も真逆だし、でも彼等一番仲がいいみたいよ、暇さえあれば日本にいるもの」
「そうか…」
ジャンは煙草に火を点けた。
今朝のジョーのキスの味を思い出す。
「兄さん…話って…何?」
「俺が何故来日したか解るだろ?」
やっぱり。
「私を連れ戻しに…来たのよね?」
「そうだ」
「昨日ジョーと話したでしょ…」
「アイツ何か言っていたか?」
「言うわけないでしょ?ジョーは何て言っていたの?」
「フランソワーズが帰りたいと言うのなら止めません…ってさ。」
「…そう。」
ジョーは帰宅してすぐシャワーを浴びた。
リビングに入ろうとしたが、テラスにジャンとフランソワーズがいるのが見え、リビングに入らずに自室に向かった。
部屋に入るとベッドに仰向けになる。
天井を眺めながら考える。
子供の頃から自分の感情を押し殺して生きてきた。
自分を粗末にすることで生きている事を実感していた。
そんな中で出会った彼女の存在が、どれ程自分を変えていったか…。
今、あの2人に割って入り「行くな」と言いたい気持だが、それを言えばフランソワーズを困らせる結果になるだろう。
彼女にとっての幸せは、自分の元にいることではない…それくらい解っている。
もう戦わなくてもいいなら、あの日の前のフランソワーズに戻ったっていいんじゃないのだろうか…。
自分のベッドなのに…一人だと広く感じた。
手を伸ばしても…そこには誰もいなかった。
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