忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ジャン来日 6

前回に拍手ありがとうございます!
久しぶりに喜びを顔文字で表現します。

♪( ´∀`)人(´∀` )♪♪( ´∀`)人(´∀` )♪
…いや、決して酔ってはいないです^_^;


では
連載6話です。
続きからどうぞ。

拍手



6


その夜。

今日はジェット考案の「日本のサブカルチャーツアー」に行ったジャン。

えらく気に入ったようだ。

まだ戻らないジョー以外のメンバーが今日はドイツのビールとソーセージで盛り上がっていた。
あとは…いつもの中華だが…。

「兄貴ノリがよくて楽しかったぜ!!」

「いやいや、今は日本の文化がフランスで人気なんだよ。あれ、よかったよな?」

「「おかえりなさいませ♪ご主人様」」

「やっぱりそれか!!」ピュンマが頭を抱える。

「フランソワーズもあの格好をすればいい、可愛いぞ」
なんて事をジェットが言うものだから、フランソワーズから鉄拳が飛ぶ。

「イッテー!!何だよ!!ジョーがいないからって本性出すなよ!!」

「何言ってるのよ!!」怒り出すフランソワーズにみな大爆笑。

ジャンも大爆笑していた。


明日はアルベルトがおもてなしをすることになっていた。

「明日はもっと楽しいところに連れていきますよ」

連日飲み倒れても仕方ないので、今日は早目の解散となった。

後片付けを終えたフランソワーズをジャンが呼び出す。

いつものテラスに。

「ジェットはいつもああなのよ」
今日同行したジェットの話になる。

「彼はフリーのパイロットなんだってね」
ジェットの今の商売はフリーのパイロット。
時間に縛られない仕事を探していたら、そこにたどり着いたらしい。
さすがに身一つで飛ぶ訳にはいかないが…。

「ジョーと同じ年なんだって?意外だよな」

「そうね…性格も真逆だし、でも彼等一番仲がいいみたいよ、暇さえあれば日本にいるもの」

「そうか…」

ジャンは煙草に火を点けた。
今朝のジョーのキスの味を思い出す。

「兄さん…話って…何?」

「俺が何故来日したか解るだろ?」

やっぱり。

「私を連れ戻しに…来たのよね?」

「そうだ」

「昨日ジョーと話したでしょ…」

「アイツ何か言っていたか?」

「言うわけないでしょ?ジョーは何て言っていたの?」

「フランソワーズが帰りたいと言うのなら止めません…ってさ。」

「…そう。」



ジョーは帰宅してすぐシャワーを浴びた。
リビングに入ろうとしたが、テラスにジャンとフランソワーズがいるのが見え、リビングに入らずに自室に向かった。

部屋に入るとベッドに仰向けになる。

天井を眺めながら考える。

子供の頃から自分の感情を押し殺して生きてきた。

自分を粗末にすることで生きている事を実感していた。

そんな中で出会った彼女の存在が、どれ程自分を変えていったか…。

今、あの2人に割って入り「行くな」と言いたい気持だが、それを言えばフランソワーズを困らせる結果になるだろう。

彼女にとっての幸せは、自分の元にいることではない…それくらい解っている。
もう戦わなくてもいいなら、あの日の前のフランソワーズに戻ったっていいんじゃないのだろうか…。

自分のベッドなのに…一人だと広く感じた。

手を伸ばしても…そこには誰もいなかった。

PR

コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

トラックバック

ようこそ!

namiの妄想作文置き場です。

サイドメニュー

パスワードは0009です。

お話はこちらで