前回に拍手沢山ありがとうございます!
久々にこの喜びを顔文字で。
(*ノ´∀`*)ノヾ(*>∇<*)ノヾ(*゚∀゚*)ノ
…伝わりましたでしょうか…。
と…とりあえず連載10話です。
続きからどうぞ。

10
家に戻ると、トモエが玄関で仁王立ちして待っていた。
「島村さんっ!!何していたんですか!?」
「あぁごめん、買い出しの手伝いだよ」
もういつものジョーに戻っていた。
フランソワーズをキッと睨むトモエ。
素直なのね…。
本当にジョーが好きなのね…。
夕食中、トモエはジョーから離れることなく、自分の今日一日を語っている。
それを優しく聞いているジョー。
…だから女の子は勘違いするのよ…。
弱音を吐いたときのジョーは、私しか知らないんでしょうね…。
片付けたり、眠っているイワンの世話をしているうちに、深夜になってしまった。
部屋に向かうとジョーの部屋の明かりがついていた。
そっと開けるとパソコンに向かい悩んでいるようにも見えた。
「…フランソワーズ?」
気づかれてしまった。
「ちょっと…いい?」
いや、トモエさんだっているし…そのお…。
「話したい事があるから」
真面目なジョーの表情に、ひとつ頷き、フランソワーズはジョーの部屋に入る。
「あのさ…」
言いにくそうにしている。
「キミの透視能力と聴力の事なんだけど…」
「?」
「今は無意識に作動するでしょ?それを意識して作動できるように…つまりはスイッチみたいなものと考えているんだ。」
雑踏に行けない、誰でも透視してしまう。見たくない物まで見えてしまう…。
普通じゃないから…と諦めていた。
でもジョーは、一生懸命考えてくれていた。
「ただ、この機能をつけるにはかなり大がかりな手術が必要なんだ。キミが嫌っている再改造になってしまう。」
あのときの事を思い出したくもない。
「…だから、メンテナンスでできる範囲で…と考えていたんだけど、煮詰まっちゃった。」
それが今日の弱音だったのね。
「博士が帰ってきてからもう一度ちゃんと話し合うつもりだけど、これはあくまでもキミ自身の問題だから、キミがyesと言わなければやらない。」
「少し…考えさせて」
いきなりで混乱していた。
その機能があれば少しは普通に暮らせるようになる。
雑踏だって平気になるし、無意識に透視せずに済む。
でも…。
ジョーの気持ちはとても嬉しい、でも再改造の恐怖を考えると、簡単に頷けない。
「何で…こんな事で悩まなければいけないの?」
思わずジョーにぶつけてしまう。
ジョーはため息をつくと
「起こってしまった過去は変えることは出来ないんだ…だから、せめて…キミが普通の生活で暮らしやすくなれるようにと…ずっと考えていたんだ。」
パソコンを閉じる。
「よし、話はここで終わり、さ、寝ようか?」
「!!」
寝ようか…って随分さっくり言ったけど…。
「キミがいないと安心して寝れないんだ。何にもしないから、ね。」
何にもしないって…嘘でしょ?
「ま、いいから」
枕をポンポンと叩く姿に、しょうがない人ね…と、一緒のベッドに入る。
…寝せてくれるわけないわよね…。
ベッドに入ったとたんに抱き締められた。
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