研究所のベッドに眠っているフランソワーズの脇に椅子を持ってきて腰掛ける。
流れる髪を手で掬う。
はらはらと零れ落ちる。
規則正しい呼吸が聞こえる。
唇が少し開いている。
ジョーは椅子から立ち、身を屈めてその唇にキスをする。
キミがこの悪夢から脱出できますように…。
早く帰っておいで…。
暫く眠っているフランソワーズを眺めていたジョーだったが、昨晩寝ていないこともあり、いつの間にかベッドサイドにうつ伏せになり寝てしまった。
フランソワーズは目を覚ます。
身体を動かすと、ベッドサイドで寝ている人がいた。
全く気にすることなく立ち上がると、スリッパのまま歩き出す。
自分の意思で歩いているようには見えなかった。
研究所のドアを開けると、そのまま歩いて出ていった。
アルベルトとジェットは、駅で聞き込みをしていた。
被害者の女性に恋人がいたことがわかった。
駅員が事件後、被害者の女性の携帯電話から恋人の連絡先がわかったので、電話をかけたのだという。
どこから向かったのか解らなかったが、通話を切るとすぐに駆けつけてきたという。
その後その男は事件現場を見せてくれと申し出、警察の制止も聞かずに事件車両に入り、シートや床に手を翳していた…という。
駅員もその光景は異様だった…と。
「何をしていたんだ?」
「さあな…」
アルベルトとジェットは、駅を離れる。
「とりあえず研究所に戻ってその男を調べようや…」
アルベルトが車に乗ろうとした時、ジョーから脳波通信が入った。
''フランソワーズがいなくなった!!''
な…に?
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